ドライブスルー彼氏
写真
琴葉は晃くんと別れてしまったけれど、それでもすぐに元気を取り戻した。
それは表面上だけのものだったかもしれないけれど、そうやって少しずつ日常が戻ってくる。
「そういえば、SNSは消えたのかな?」
数日後、ふと思い出したように琴葉は言った。
2人でお弁当を食べていたところで、あたしは口の中にあるウインナーをゴクリと飲み下して琴葉を見た。
そうだった。
最近いろいろなことがあって、KAというハンドルネームのSNSのことをすっかり忘れていた。
あたしは気持ちが重たくなっていくのを感じた。
できればこのまま忘れていたかった。
だけど確認しないわけにはいかない。
もしもまだ投稿が消されていなければ、再度削除要請を出さないといけない。
あたしは箸を置いてスマホを取り出した。
それは表面上だけのものだったかもしれないけれど、そうやって少しずつ日常が戻ってくる。
「そういえば、SNSは消えたのかな?」
数日後、ふと思い出したように琴葉は言った。
2人でお弁当を食べていたところで、あたしは口の中にあるウインナーをゴクリと飲み下して琴葉を見た。
そうだった。
最近いろいろなことがあって、KAというハンドルネームのSNSのことをすっかり忘れていた。
あたしは気持ちが重たくなっていくのを感じた。
できればこのまま忘れていたかった。
だけど確認しないわけにはいかない。
もしもまだ投稿が消されていなければ、再度削除要請を出さないといけない。
あたしは箸を置いてスマホを取り出した。