SNSストーカー
☆☆☆

気絶している人間を扱うのは簡単だった。


もう1度コンビにへ行き、ガムテープを買って2人の手足を縛り、口を封じた。


そして2人の写真を撮影し、心のスマホからなっちゃんにメッセージを送ったのだ。

《友達がどうなってもいいのか?》


と。


今なっちゃんが慌てている様子が目に浮かんでくるようだった。


男と一緒にメッセージを見て、2人の友人が拘束されていることを知り、顔は真っ青になっていることだろう。


そして……大慌てで家を出てくるんだ。


「ふふっ……」


やっと、会えるね……。


俺は立ち上がり、なっちゃんの家へ向かって歩き始めたのだった。
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