SNSストーカー
リビングのドアを開けると、窓のカーテンがはためいているのが見えた。


窓の下の床にはガラスの破片が散らばっていて、こぶし大の大きな石が投げ入れられている。


「ひどいな」


裕也は呟きながらスマホを取り出して、昨日来てくれた警察官に連絡を入れ始めた。


あたしはなにもできず、呆然として割られた窓ガラスを見つめていたのだった。
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