SNSストーカー
☆☆☆
ファミレスを出た俺は昨日とは別の場所でなっちゃんの家を監視していた。
俺の書き込みを見た人物だろうか、知らない男が家の周りをうろついている。
様子を確認していると、空き地から大きめの石を持ってきて、それをリビングの窓から投げ入れた。
ガチャンッ! と窓ガラスが割れる大きな音が響き渡り、男は笑いながら逃げ出してしまった。
途端に家の中が騒がしくなり、足音が聞こえてきた。
「あの男、まだなっちゃんと一緒にいるのか」
親指の爪を強くかむと、血の味が口に広がっていく。
睨みつけるようにして家の様子を確認していると、しばらくして男が一人で家から出てくるのが見えた。
「裕也、危ないよ!」
「大丈夫。少し見回りをしてくるだけだから。夏美は家にいて。絶対に誰も家に上げたらダメだからな」
男はそう言ってなっちゃんの頬にキスをした。
その様子に気が狂ってしまいそうになるが、グッとこらえる。
あの男さえいなくなってくれれば、なっちゃんは俺のものになるんだ。
早くどっか行け!
そんな気持ちが通じたかのように、男はなっちゃんの家から離れていく。
幸いにも俺がいるのとは逆方向だ。
ファミレスを出た俺は昨日とは別の場所でなっちゃんの家を監視していた。
俺の書き込みを見た人物だろうか、知らない男が家の周りをうろついている。
様子を確認していると、空き地から大きめの石を持ってきて、それをリビングの窓から投げ入れた。
ガチャンッ! と窓ガラスが割れる大きな音が響き渡り、男は笑いながら逃げ出してしまった。
途端に家の中が騒がしくなり、足音が聞こえてきた。
「あの男、まだなっちゃんと一緒にいるのか」
親指の爪を強くかむと、血の味が口に広がっていく。
睨みつけるようにして家の様子を確認していると、しばらくして男が一人で家から出てくるのが見えた。
「裕也、危ないよ!」
「大丈夫。少し見回りをしてくるだけだから。夏美は家にいて。絶対に誰も家に上げたらダメだからな」
男はそう言ってなっちゃんの頬にキスをした。
その様子に気が狂ってしまいそうになるが、グッとこらえる。
あの男さえいなくなってくれれば、なっちゃんは俺のものになるんだ。
早くどっか行け!
そんな気持ちが通じたかのように、男はなっちゃんの家から離れていく。
幸いにも俺がいるのとは逆方向だ。