SNSストーカー
ジリジリと近づいていくと、なっちゃんの背中は壁にぶつかった。


逃げ道はもうない。


俺はゆっくりとなっちゃんに近づいていく。


大きな目。


長い睫毛。


整った鼻筋に、ふっくらとした唇。


それを見ていると、小学校時代を思い出した。


当時から俺を好きになる子はこういうタイプの子ばかりだった。


あの時も、そう……。
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