SNSストーカー
休憩時間になると、女子たちはすぐに彼女の周りに集まり始めた。
今日が彼女の誕生日であること、そして彼女がクラスの人気者だからだ。
『よっちゃん、これあたしからの誕生日プレゼント』
『ありがとう』
『これは俺から』
次々に渡されるプレゼントに彼女は笑顔を崩さない。
色とりどりのラッピングを見て、自分のプレゼントが安っぽく見えてくる。
だけどきっと彼女は俺のプレゼントを待っているはずだ。
だって彼女は俺のことが好きなんだから。
勇気を出して、俺は輪の中に一歩足を踏み入れた。
途端に周りの女子が俺から離れた。
顔をしかめて、鼻をつまんでいる。
真ん中にいる彼女は俺に気がついて一瞬目を見開いた。
しかし、笑顔は浮かべたままだ。
『これ、プレゼント』
そう言って、一本のエンピツを両手で差し出した。
一瞬クラス内が静まりかえり、次の瞬間大きな笑い声がクラス内に響いていた。
みんなが俺を見て笑っている。
それがプレゼント?
エンピツ一本って!
仕方ないよ、あいつの家すげー貧乏だから!
今日が彼女の誕生日であること、そして彼女がクラスの人気者だからだ。
『よっちゃん、これあたしからの誕生日プレゼント』
『ありがとう』
『これは俺から』
次々に渡されるプレゼントに彼女は笑顔を崩さない。
色とりどりのラッピングを見て、自分のプレゼントが安っぽく見えてくる。
だけどきっと彼女は俺のプレゼントを待っているはずだ。
だって彼女は俺のことが好きなんだから。
勇気を出して、俺は輪の中に一歩足を踏み入れた。
途端に周りの女子が俺から離れた。
顔をしかめて、鼻をつまんでいる。
真ん中にいる彼女は俺に気がついて一瞬目を見開いた。
しかし、笑顔は浮かべたままだ。
『これ、プレゼント』
そう言って、一本のエンピツを両手で差し出した。
一瞬クラス内が静まりかえり、次の瞬間大きな笑い声がクラス内に響いていた。
みんなが俺を見て笑っている。
それがプレゼント?
エンピツ一本って!
仕方ないよ、あいつの家すげー貧乏だから!