SNSストーカー
終わりのはじまり~夏美サイド~
事件解決から一ヶ月が経過していた。
長野から戻ってきた両親はあたしの身の回りで起きたことに驚愕し、裕也はずっと寄り添ってくれていた。
心と彩の2人は予定通り病院を退院していたが、相変わらずあたしと関わらないように言われているようだった。
そして、犯人である尾崎順はあの時警察官に逮捕された。
誘拐、監禁、名誉毀損。
そのほか様々な刑法が適応されるらしいけれど、そんなこと今のあたしには興味がなかった。
一度ストーカーに植え付けられた恐怖は簡単には消えてくれない。
学校に登校するようになってからも、あたしは毎日裕也に送り迎えをしてもらわないといけなくなっていた。
「ごめんね裕也、迷惑ばかりかけて」
「別に。俺は夏美と一緒にいられるから嬉しいけど」
そう言ってもらえるから、少しだけ安心することができた。
「ちょっと夏美、元気出しなよ」
声をかけてきたのは心だ。
両親からあたしと仲良くしないように言われていても、今は学校内だ。
親の目が届かない場所では普通に接してくれている。
長野から戻ってきた両親はあたしの身の回りで起きたことに驚愕し、裕也はずっと寄り添ってくれていた。
心と彩の2人は予定通り病院を退院していたが、相変わらずあたしと関わらないように言われているようだった。
そして、犯人である尾崎順はあの時警察官に逮捕された。
誘拐、監禁、名誉毀損。
そのほか様々な刑法が適応されるらしいけれど、そんなこと今のあたしには興味がなかった。
一度ストーカーに植え付けられた恐怖は簡単には消えてくれない。
学校に登校するようになってからも、あたしは毎日裕也に送り迎えをしてもらわないといけなくなっていた。
「ごめんね裕也、迷惑ばかりかけて」
「別に。俺は夏美と一緒にいられるから嬉しいけど」
そう言ってもらえるから、少しだけ安心することができた。
「ちょっと夏美、元気出しなよ」
声をかけてきたのは心だ。
両親からあたしと仲良くしないように言われていても、今は学校内だ。
親の目が届かない場所では普通に接してくれている。