SNSストーカー
ケーキ作り~夏美サイド~
いつもどおり3人でお弁当を食べていると、スマホを見ていた心が声を上げた。
「ちょっと、この情報見て!」
差し出されたスマホに出ていたのは芸能ニュースで、なんとあの柳純くんが新しいドラマの主演に抜擢されたことが書かれていたのだ。
あたしは目を見開いてそのニュースを読んだ。
《大人気俳優、柳純!
次々と主役決定!》
秋からの連続ドラマと、来年春からの連続ドラマ。
それに映画に舞台とどんどん次の活躍場所が決まっていっているみたいだ。
「すごいね柳純の勢いは」
さすがの彩も気になるようで、お弁当を食べる手を止めてニュースを見ている。
彩のお母さんの風邪はすっかりよくなったみたいだ。
「だよね。あれだけかっこいいんだもん。今日は歌番組に出るみたいだし、もしかしたらCDデビューしちゃったりして!」
「それありえるよね! そうなったら、柳純くん主演ドラマの主題歌を柳純くんが歌ったりするようになるのかも!」
心もあたしと同じくらいに興奮している。
そうなってくるともう、頭の中は純くんで一杯になってしまう。
この気持ちをぶつける場所がほしくて、あたしはスマホを取り出した。
「ちょっと、この情報見て!」
差し出されたスマホに出ていたのは芸能ニュースで、なんとあの柳純くんが新しいドラマの主演に抜擢されたことが書かれていたのだ。
あたしは目を見開いてそのニュースを読んだ。
《大人気俳優、柳純!
次々と主役決定!》
秋からの連続ドラマと、来年春からの連続ドラマ。
それに映画に舞台とどんどん次の活躍場所が決まっていっているみたいだ。
「すごいね柳純の勢いは」
さすがの彩も気になるようで、お弁当を食べる手を止めてニュースを見ている。
彩のお母さんの風邪はすっかりよくなったみたいだ。
「だよね。あれだけかっこいいんだもん。今日は歌番組に出るみたいだし、もしかしたらCDデビューしちゃったりして!」
「それありえるよね! そうなったら、柳純くん主演ドラマの主題歌を柳純くんが歌ったりするようになるのかも!」
心もあたしと同じくらいに興奮している。
そうなってくるともう、頭の中は純くんで一杯になってしまう。
この気持ちをぶつける場所がほしくて、あたしはスマホを取り出した。