SNSストーカー
☆☆☆
俺にとって学校はクソだった。
文字通り便所と同じような場所。
いや、便所のほうがまだマシかもしれない。
ちゃんとした使用用途があるから。
「おい、早く出てこいよ!」
トイレの個室でなっちゃんのインツタを見ていると、外からドアを蹴られて怒鳴られた。
俺は一瞬顔を上げてドアを睨みつける。
もちろん、反応してやる気はない。
新しい写真が投稿されていないか確認していたときだった。
突然頭上が暗くなったと思って顔を上げると、青いバケツが見えた。
反射的に顔をさげた瞬間、冷たい水をぶっ掛けられていた。
同時に聞こえてくる数人の笑い声。
俺はしばらく下を向き、髪の毛を伝って流れ落ちてくる水を見ていた。
濁っていないし、嫌な臭いもしない。
どうやら本当にただの水みたいだ。
それを確認するとホッとして顔を上げた
スマホは咄嗟に両手で包み込むようにして守ったから、無事だ。
そもそも防水加工がしっかりしているから、大丈夫だと思う。
水なら乾かせば元に戻るし、たいしたことはない。
俺にとって学校はクソだった。
文字通り便所と同じような場所。
いや、便所のほうがまだマシかもしれない。
ちゃんとした使用用途があるから。
「おい、早く出てこいよ!」
トイレの個室でなっちゃんのインツタを見ていると、外からドアを蹴られて怒鳴られた。
俺は一瞬顔を上げてドアを睨みつける。
もちろん、反応してやる気はない。
新しい写真が投稿されていないか確認していたときだった。
突然頭上が暗くなったと思って顔を上げると、青いバケツが見えた。
反射的に顔をさげた瞬間、冷たい水をぶっ掛けられていた。
同時に聞こえてくる数人の笑い声。
俺はしばらく下を向き、髪の毛を伝って流れ落ちてくる水を見ていた。
濁っていないし、嫌な臭いもしない。
どうやら本当にただの水みたいだ。
それを確認するとホッとして顔を上げた
スマホは咄嗟に両手で包み込むようにして守ったから、無事だ。
そもそも防水加工がしっかりしているから、大丈夫だと思う。
水なら乾かせば元に戻るし、たいしたことはない。