SNSストーカー
撮った写真をインツタに上げると、それを見てくれた人がコメントをくれたりして繋がることができるのだ。
3人でポーズを決めて写真を撮り、メセージアプリでシェアをした。
「いい感じに加工してっと」
後ろに移りこんだ他の生徒の顔をボカし、ついでに自分たちの顔も本物よりもすこーしだけ可愛くしたらできあがりだ。
念のため2人にインツタに投稿する許可を取ってから、あたしは写真を投稿した。
「写真をそんなに簡単に投稿してたら、危ない目にあうぞ」
突然後ろから声をかけられてビクリと体を震わせた。
慌てて振り向くと、そこに立っていたのは同じクラスの立野裕也(タテノ ユウヤ)だ。
「裕也、ビックリさせないでよね」
胸を撫で下ろして文句を言う。
「そんなにビックリすることないだろ。それより、インツタにあげる写真なら俺も混ざるんだったのに」
「なに? 写真に写りたかったの?」
「予防だよ、予防」
「予防?」
あたしは裕也の言葉に首をかしげる。
予防ってなんの予防だろう。
すると裕也は呆れたようなため息を吐き出した。
「夏美に説明したら調子に乗りそうだからやめとくよ」
「ちょっとそれどういう意味!?」
3人でポーズを決めて写真を撮り、メセージアプリでシェアをした。
「いい感じに加工してっと」
後ろに移りこんだ他の生徒の顔をボカし、ついでに自分たちの顔も本物よりもすこーしだけ可愛くしたらできあがりだ。
念のため2人にインツタに投稿する許可を取ってから、あたしは写真を投稿した。
「写真をそんなに簡単に投稿してたら、危ない目にあうぞ」
突然後ろから声をかけられてビクリと体を震わせた。
慌てて振り向くと、そこに立っていたのは同じクラスの立野裕也(タテノ ユウヤ)だ。
「裕也、ビックリさせないでよね」
胸を撫で下ろして文句を言う。
「そんなにビックリすることないだろ。それより、インツタにあげる写真なら俺も混ざるんだったのに」
「なに? 写真に写りたかったの?」
「予防だよ、予防」
「予防?」
あたしは裕也の言葉に首をかしげる。
予防ってなんの予防だろう。
すると裕也は呆れたようなため息を吐き出した。
「夏美に説明したら調子に乗りそうだからやめとくよ」
「ちょっとそれどういう意味!?」