SNSストーカー
☆☆☆
布団に入って落ち着くと、知らない間に眠ってしまっていた。
窓の外を見ると空はすでにオレンジ色に染まってきている。
今日1日を眠って過ごしてしまったようだけれど、特に予定のない俺には関係のないことだった。
リビングを確認してみると、父親が酒の缶を片手に持った状態でいびきをかいて眠っていた。
起こさないようそっと横を通り過ぎてインスタントラーメンを作る。
ポットがあるおかげで火を使わなくていいから、安心だ。
お湯を入れたカップ麺と箸を持って自分の部屋に戻り、またベッドの上に座った。
ここくらいしかまともに座れる場所がないからだ。
3分待っている間に、なっちゃんのインツタを確認した。
すると遊園地の写真が投稿されていた。
俺は目を見開いて息を飲んだ。
その遊園地は、俺が1度だけ行ったことのある場所だったのだ。
実際には行った記憶はないのだけれど、母親と父親、そして俺の3人で写っている写真を見たことがある。
家族3人の唯一の思い出だ。
信じられないけれど、その写真の中ではあの父親も笑顔だった。
俺にとって幸せの象徴である遊園地なのだ。
布団に入って落ち着くと、知らない間に眠ってしまっていた。
窓の外を見ると空はすでにオレンジ色に染まってきている。
今日1日を眠って過ごしてしまったようだけれど、特に予定のない俺には関係のないことだった。
リビングを確認してみると、父親が酒の缶を片手に持った状態でいびきをかいて眠っていた。
起こさないようそっと横を通り過ぎてインスタントラーメンを作る。
ポットがあるおかげで火を使わなくていいから、安心だ。
お湯を入れたカップ麺と箸を持って自分の部屋に戻り、またベッドの上に座った。
ここくらいしかまともに座れる場所がないからだ。
3分待っている間に、なっちゃんのインツタを確認した。
すると遊園地の写真が投稿されていた。
俺は目を見開いて息を飲んだ。
その遊園地は、俺が1度だけ行ったことのある場所だったのだ。
実際には行った記憶はないのだけれど、母親と父親、そして俺の3人で写っている写真を見たことがある。
家族3人の唯一の思い出だ。
信じられないけれど、その写真の中ではあの父親も笑顔だった。
俺にとって幸せの象徴である遊園地なのだ。