SNSストーカー
はじまりその2
暗い部屋の中、1人の男がジッとスマホ画面を見つめていた。
その目はせわしなく動き、指はスクロールを繰り返す。
時折手を止めてスマホ画面を凝視し、親指の爪をカリッと噛む。
その爪は毎回かまれているようでガタガタに変形して、血が滲んでいる。
それでも男はかむことをやめない。
カリカリカリカリ。
静かな部屋の中に、爪を噛む音だけが聞こえてくる。
画面に写りこんだ男の目はまたせわしなく動き、今まで爪を噛んでいた手で画面をスクロールさせ始める。
その手が不意に止まった。
同時に男の手が大きく見開かれる。
画面に表示されているのが、学生の写真のようだ。
男はゆーっくりと口角をあげて、ニタァっと笑う。
そして、乾いた声で呟いた。
「みぃつけたぁ~」
その目はせわしなく動き、指はスクロールを繰り返す。
時折手を止めてスマホ画面を凝視し、親指の爪をカリッと噛む。
その爪は毎回かまれているようでガタガタに変形して、血が滲んでいる。
それでも男はかむことをやめない。
カリカリカリカリ。
静かな部屋の中に、爪を噛む音だけが聞こえてくる。
画面に写りこんだ男の目はまたせわしなく動き、今まで爪を噛んでいた手で画面をスクロールさせ始める。
その手が不意に止まった。
同時に男の手が大きく見開かれる。
画面に表示されているのが、学生の写真のようだ。
男はゆーっくりと口角をあげて、ニタァっと笑う。
そして、乾いた声で呟いた。
「みぃつけたぁ~」