SNSストーカー
「ジュンってやつの書き込みはここ最近になってからだな。それまではなかったのに、どうしてだろう」


そんなのあたしにもわからない。


インツタは不特定多数の人に見られるように設定しているから、偶然見つけたのかもしれない。


問題はそこじゃなかった。


どうしてあたしの家を特定することができたのかだ。


さすがのあたしでも、そこまで不用意な発言はしていないはずなのに……。


「まさか、これが原因で家を特定されたとか?」


裕也があたしの写真を遡って見ていたとき、あたしは自分の部屋で撮った写真に気がついた。


これには鏡が写っているのだ。
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