SNSストーカー
☆☆☆
「心~っ!」
大森高校1年C組の教室に登校したあたしは真っ先に心に抱きついた。
心は小さな体で必死にあたしを受け止めながら「どうしたの夏美?」と、聞いてくる。
「今日、なんか怖かったんだよぉ~!」
「怖かったって、なにが?」
心と一緒にいた彩が首をかしげている。
あたしは心の体を思いっきりギューッと抱きしめた後、ようやく体を離した。
心は少し苦しそうにむせている。
「実は学校に来るまでにさぁ」
あたしは通学路の途中で感じた視線について、2人に熱弁した。
「なにそれ、気持ち悪い」
心は顔をしかめている。
「でしょ!?」
「だけど誰もいなかったんでしょう?」
彩は冷静に質問してくる。
「そう! だからさ、誰かがどこかに隠れて、ジッと見てたのかなって思ったの!」
「隠れる場所なんてあったの?」
そう質問されると返事に困る。
通学路にあるのはせいぜい電信柱くらいだ。
隠れられる場所は限られている。
しかもその視線が校門を入るところまでずっと続いていたのだから、さすがにおかしい。
「心~っ!」
大森高校1年C組の教室に登校したあたしは真っ先に心に抱きついた。
心は小さな体で必死にあたしを受け止めながら「どうしたの夏美?」と、聞いてくる。
「今日、なんか怖かったんだよぉ~!」
「怖かったって、なにが?」
心と一緒にいた彩が首をかしげている。
あたしは心の体を思いっきりギューッと抱きしめた後、ようやく体を離した。
心は少し苦しそうにむせている。
「実は学校に来るまでにさぁ」
あたしは通学路の途中で感じた視線について、2人に熱弁した。
「なにそれ、気持ち悪い」
心は顔をしかめている。
「でしょ!?」
「だけど誰もいなかったんでしょう?」
彩は冷静に質問してくる。
「そう! だからさ、誰かがどこかに隠れて、ジッと見てたのかなって思ったの!」
「隠れる場所なんてあったの?」
そう質問されると返事に困る。
通学路にあるのはせいぜい電信柱くらいだ。
隠れられる場所は限られている。
しかもその視線が校門を入るところまでずっと続いていたのだから、さすがにおかしい。