SNSストーカー
誘拐~順サイド~
せっかく家までやってきたのに、なぜだか夏美は玄関を開けてくれなかった。
他の場所から入ろうかとも考えたけれど、どこの窓もしっかりと施錠されてしまっていた。
どうしてだ?
あれだけインツタを使って俺を誘っておいて、どうして家に上げてくれない?
混乱と憤りを感じながら俺はなっちゃんの家の近くにある空き地へと移動していた。
ここからなら、なっちゃんの家がよく見える。
リビングの電気は消えているけれど、中にいることはわかっている。
それなら出てきてくれればいいのに、もしかして照れているのかもしれない。
俺となっちゃんが会うのは実質これが初めてだから勇気がでなかったのかも。
そうだ、きっとそうに決まっている。
そう思うと胸の中の怒りはゆっくりと静かになっていった。
なっちゃんは本当に可愛い性格をしているようだ。
俺のために一生懸命インツタで家の場所を伝えて、俺の好きなケーキを準備して、そして俺の大好きな遊園地にまで行ってアピールしてくれた。
「ふふっ……ふふふっ」
思い出すとニヤケが止まらなかった。
なっちゃんが俺のことを頑張って調べてくれたとわかったとき、俺も負けないようになっちゃんのことを一生懸命に調べたんだ。
他の場所から入ろうかとも考えたけれど、どこの窓もしっかりと施錠されてしまっていた。
どうしてだ?
あれだけインツタを使って俺を誘っておいて、どうして家に上げてくれない?
混乱と憤りを感じながら俺はなっちゃんの家の近くにある空き地へと移動していた。
ここからなら、なっちゃんの家がよく見える。
リビングの電気は消えているけれど、中にいることはわかっている。
それなら出てきてくれればいいのに、もしかして照れているのかもしれない。
俺となっちゃんが会うのは実質これが初めてだから勇気がでなかったのかも。
そうだ、きっとそうに決まっている。
そう思うと胸の中の怒りはゆっくりと静かになっていった。
なっちゃんは本当に可愛い性格をしているようだ。
俺のために一生懸命インツタで家の場所を伝えて、俺の好きなケーキを準備して、そして俺の大好きな遊園地にまで行ってアピールしてくれた。
「ふふっ……ふふふっ」
思い出すとニヤケが止まらなかった。
なっちゃんが俺のことを頑張って調べてくれたとわかったとき、俺も負けないようになっちゃんのことを一生懸命に調べたんだ。