SNSストーカー
それは何度も何度も考えてきたことだった。


この世界は下等生物で溢れている。


学校の3人組も、いちいちキャアキャアうるさい女子たちも、それに教師も、親もだ。


俺にとってはなんの価値もない連中ばかりだ。


唯一、バイト先の店長は生かしてやっておいてもいいと思えるが、それでも俺より下であることには違いない。


「早く、早く出て来い……」


俺は親指の爪を強く噛んで、なっちゃんの家を睨みつけたのだった。
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