綾取る僕ら
家で、玉ねぎとベーコンしか入ってないパスタを頬張る。
いける。
全然いける。
いつもこの時間はバスケだったから、テレビが新鮮だった。
ああ、これ水曜7時からやってたんだ。
くだらないバラエティーを流しながらヘラヘラ笑う。
今頃、みんな普通にバスケやってるんだろうな。
なぜか私は休んでしまった。
マラソン大会の日も、次の日も、麻莉乃さんが避けてたのは仁さんじゃなくて私なんじゃないかと思っていた。
目も合わせてくれない。
もしかして、全部知ってるのかな、と思った途端に足がすくんだ。
私はもう、あのバスケの時間には行けなくなるのかもしれない。
自業自得だ。
彼女持ちにフラフラいってしまった、私が悪い。
こんなことで怖くなるなら、始めから何もしなければ良かったのに、弱すぎる。
見た目も味もまあまあしょぼいパスタを食べ終わった時、タイミング良くチャイムが鳴った。
いける。
全然いける。
いつもこの時間はバスケだったから、テレビが新鮮だった。
ああ、これ水曜7時からやってたんだ。
くだらないバラエティーを流しながらヘラヘラ笑う。
今頃、みんな普通にバスケやってるんだろうな。
なぜか私は休んでしまった。
マラソン大会の日も、次の日も、麻莉乃さんが避けてたのは仁さんじゃなくて私なんじゃないかと思っていた。
目も合わせてくれない。
もしかして、全部知ってるのかな、と思った途端に足がすくんだ。
私はもう、あのバスケの時間には行けなくなるのかもしれない。
自業自得だ。
彼女持ちにフラフラいってしまった、私が悪い。
こんなことで怖くなるなら、始めから何もしなければ良かったのに、弱すぎる。
見た目も味もまあまあしょぼいパスタを食べ終わった時、タイミング良くチャイムが鳴った。