◇君恋◇
「連絡したら迎えにきてくれ」
「かしこまりました」
龍也はそういうと車から降りて私のもとに向かってきた。
チケットを買おうと販売所に向かったけど
休みということもあってたくさんの人が並んでいた。
多分遊園地の中も混んでるんだろうな…
そしてチケットを買い中に入る。
ここのお金も全部龍也に払って貰った。
本当に感謝だね。
「よし、行くか」
そう言うと龍也は私の手を握った。
カッと体が熱くなるのがわかる。
多分顔も真っ赤だろう。
「おい、顔真っ赤」
「わかってるもん!言わないで!」
龍也に言われると余計に恥ずかしくなる。
私はギュッと龍也の手を握ってしまった。
私ったら何して///
また恥ずかしくなったけど
ちょっとくらいいいかなと思って私は手を緩めなかった。
龍也もギュッと握りかえしてくれた。
「よし、今度こそ行くぞ」
私は龍也に手を引かれながら遊園地の奥へと向かって行った。