◇君恋◇



「もうっ…」



私は何も言い返せずそのままお風呂場に向かった。





服を脱ぎシャワーを浴びて湯船につかる。



「ふぅ~」



なんか1日の疲れが一気に吹っ飛んだ感じがした。

龍也ほど疲れたわけじゃないけど

今日は今までにないくらい精神を使った気がする。



「それにしても…」



私ったらどうしたんだろ?

今日は自分から手触ったりしちゃって…

これが愛の力というものなのだろうか。

私は自分が徐々にに変化していることに

少し恐怖を覚えた。



「このままじゃ…もっと変になるよね」



今さら遅いかもしれないがそんな心配をしていた。

それから私はお風呂にゆっくりつかって

お風呂から出た。



着替えを済ませお風呂場を出ると

そこには寝ている龍也の姿があった。






< 113 / 131 >

この作品をシェア

pagetop