◇君恋◇
悲しみ
龍也の家につき私はすぐにベッドに向かう。
龍也と一緒の部屋だから龍也も来るわけだけと
少しでもいいから1人でいたかった。
「明どうかしたか?」
「別に大丈夫…」
私ったら感情コントロールが下手くそ。
絶対龍也におかしいと思われてるよ。
「そうか…」
でもあっさりと龍也は納得。
それはそれで落ち込んでしまう私。
私って矛盾してるよね(泣)
「疲れたがら寝るね」
私はそう言ってすぐに布団の中に潜る。
「あぁ…じゃあ俺は下にいるよ」
「うん」
バタン
ドアが閉まる音がして
私はその瞬間から我慢していた涙が溢れた。
「ウゥっ…私…のっ…ばぁか…」
いずれ離れなければならない運命なら
好きなるんじゃなかった。
私は後悔という言葉で胸が埋め尽くされていた。