◇君恋◇
作業を始めて30分2人ね間に会話はない…
「あの神崎さん?」
突然龍也くんが私の名前を呼んだ。
「はっはい!」
「神崎さんは好きな人いるんですか?」
「えっ?」
何でそんなことを聞くのか
私には全くわからなかった。
「いえ、やっぱり何でもありません」
そう言われたので私はまた作業を始めた。
『高崎さん…』
ビクッ
突然の声に私は驚いた。
しかもその声はさっきまで私の前にいた龍也くんの声だった。
「どっどうしたの?」
私はドキドキが止まらなくて
顔も真っ赤だった。
すると龍也くんは私の腕を引っ張り
龍也くんの体に引き寄せた。
『りゅ龍也くん?!』
私は何が起きたのかわからず
龍也くんの名前を呼んだ。