◇君恋◇



作業を始めて30分2人ね間に会話はない…



「あの神崎さん?」



突然龍也くんが私の名前を呼んだ。



「はっはい!」

「神崎さんは好きな人いるんですか?」

「えっ?」



何でそんなことを聞くのか

私には全くわからなかった。



「いえ、やっぱり何でもありません」



そう言われたので私はまた作業を始めた。



『高崎さん…』



ビクッ



突然の声に私は驚いた。

しかもその声はさっきまで私の前にいた龍也くんの声だった。



「どっどうしたの?」



私はドキドキが止まらなくて

顔も真っ赤だった。



すると龍也くんは私の腕を引っ張り

龍也くんの体に引き寄せた。



『りゅ龍也くん?!』



私は何が起きたのかわからず

龍也くんの名前を呼んだ。









< 33 / 131 >

この作品をシェア

pagetop