◇君恋◇


「おいおい、泣くなよ;」

「だってぇ~嬉しいんだも~ん(泣)」



私の顔から流れる涙をふき

龍也くんはもう一度私を抱きしめた。



「明は言ってくれないの?」



明?

今明って言ったよね?!

てか何言えばいいの??



「好きって言って?」



///



「す…き…」

「何?」



絶対聞こえてたよね?



「好き…」

「え…?」



『だから好き!』



あぁ~こんな恥ずかしいこと大声で言うなんて(泣)



「ありがとう」



龍也くんはそう言って私の顔に自分の顔を近づける。



二度目のキス



すごく優しくて、好きって気持ちがこみ上げてくる。



でもね?



くっくるしー!!



そして



恥ずかしいー!



「ふっ…うん…」

「もっ…やめ…!」



私は苦しすぎて龍也くんの胸をたたく。





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