◇君恋◇
それから先生が来て睨まれはしなくなったものの…
周りの女子たちのせいで私は龍也くんの近くにはいれない…
一応彼女なんだけどな;
『キャーキャー!龍也様!』
今は体育の時間
女子は授業を放棄して
龍也様コール…
中には
『拓海様ー!!』
なんて声も。
やっぱり2人とももてるんだな…
それはそうと夏美は?
夏美は気づくと私のそばで叫んでいる女子を睨んでいた。
こ、恐っ!!
そこら辺の女子よりはるかに怖いよ?
「な、夏美落ち着いて!顔やばいよ!」
「だってあの女子たちむかつくんだもん!明はむかつかないの?!」
「確かにいい気持ちはしないけど…」
そりゃ一応彼女なんだからむかつくさ…
嫉妬だってするし
なんで私が彼女なの?
って考えたりもする。