◇君恋◇



「抱っこ…」



抱っこ?!!!!



恥ずかしい///



多分女子たち…

うんやめとこ…



私は怖すぎてこれ以上想像できなかった。



『明…?』



「はい?!」



またまた突然声が今度の声の主は言うまでもなく龍也くん…



「大丈夫か…?顔も赤いけど…」



そう言いながら私の額に手をあてる。



ボッ///



私は一瞬にしてゆでだこ状態



「だ、大丈夫だから///」

「そうか?」

「うん///」



このままだと逆に死んじゃうから!



「そうそう龍也くん!」

「何?」

「私のこと運んでくれたんだよね!その、あ、ありがとう///」

「ありがとうはいいよ」



?????

ありがとうはいいよ?



なぜか龍也くんはそう言うと保健室の鍵を



ガチャ



っと閉めてしまった。





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