◇君恋◇



「りゅっ龍也くんが脱がせたんじゃん!」

「お前は許可したけど…」

「うっ…;で、でも誘ってなんかないもん!」

「ふ~ん」



あきらかに疑ってる;

もう本当に変態なんだから!



「変態…」

「は!」

「何でもない!」



そう言って私は制服を着る。



「着なくてもいいのに…」



この変態王子!

あ、王子はいらないか…



「まぁ、夜また脱がせばいいか…」

「し、知らない!」



やっぱり家に帰りたい!

こんな人と生活なんかできないよ~(泣)



「逃げだそうとしたって無駄だぞ?」



うっ…

全てお見通しってことですか…;






< 72 / 131 >

この作品をシェア

pagetop