◇君恋◇
そして車が止まり。
着いた先はセレブ御用達の超有名ブランド店。
まさか私がこんな所にくるとは
誰も想像しなかっただろう。
「入るぞ」
「う、うん」
龍也に言われるがままに私は店に入った。
店内にはたくさんの洋服が並び
私が見たこともないような綺麗さだった。
龍也を見ると何やら店員さんに話している様子。
そして龍也が店員さんと私の所にくると。
「こいつに似合う洋服を頼む」
「かしこまりました」
店員さんは品の良い女性の方ですごく優しそうだった。
「じゃあこちらへ」
「は、はい」
私はそのまま店員さんに着いていった。
「これを試着して見てください」
「わかりました」
手渡されたのはミルク色のワンピース。
今私が着てるのより見た目はずっと可愛いかった。
そして着てみると
「ピッタリ」
見事にサイズはピッタリ。
あとは似合うかどうかだ。