◇君恋◇
「そんな見ないで///」
龍也はなぜかふっと笑った。
「別に(笑)そんなうまいか?」
「うん」
私は小さく頷く。
「一口くれよ」
そう言うと龍也は軽く口を開けた。
私はパフェののったスプーンを差し出すと
「食べさせて」
龍也は口を指しながら言った。
そんなの恥ずかしくてできるわけない。
龍也は私ができないってわかってて言ってるのだろうか?
「ほら早く。溶けるだろ?」
「で、でも!」
「やらないとキスするぞ?」
キス?!
無理無理!
私はこれはやるしかないと思い。
パフェののったスプーンを龍也の口へと持っていった。
パク龍也はそれを食べると少しつらそうな顔をした。
「やっぱり甘いな…」
「甘いの苦手なの?」
「まぁな…」
通りでアイスコーヒーにもミルクとかいれてないわけだ。
嫌いなのになんでパフェなんて食べたんだろ?
私は龍也の食べたあとのスプーンでまたパフェをすくって食べた。
よく考えてみると関節キス?
普通のキスよりも恥ずかしい気がする。
私はまた顔を赤くした。
龍也にはばれないように私は下を向いて顔を隠した。