イジメ返し―連鎖する復讐―
「そんな風に思ってたのは砂羽だけでしょ!?みんなの代表みたいな言い方やめてよ!」
あたしは砂羽をキッと睨み付けた。
「3年も経つのに全然変わんないね。間違いを指摘されても絶対に認めないし、折れない。一言でも謝ってくれたら許そうと思ったけどやっぱりやめた」
「なっ、偉そうなこと言わないでよ……!」
「じゃあ聞くけどさ、中学卒業後にバスケ部の子から連絡きた?」
「それは……」
確かに一度も連絡が来ていない。何度かメッセージを入れてみたものの誰一人として既読が付かなかった。
「それが答え。咲綾以外の子たちとは今も仲良くしてるしさ。……ていうか、他の部員は?」
あたしの周りを見回して砂羽は首を傾げた。そして、すべてを悟ったように苦笑いを浮かべた。
「今度は誰もアンタについてきてくれなかったんだね。ご愁傷様」
砂羽は「いこっ」と友達に声をかけ歩き出す。
どんどん小さくなっていく背中に「待って!!言い逃げなんてズルい!!」と叫ぶ。
でも、砂羽は振り返ることなくどんどん遠くへ行ってしまう。
あたしは砂羽をキッと睨み付けた。
「3年も経つのに全然変わんないね。間違いを指摘されても絶対に認めないし、折れない。一言でも謝ってくれたら許そうと思ったけどやっぱりやめた」
「なっ、偉そうなこと言わないでよ……!」
「じゃあ聞くけどさ、中学卒業後にバスケ部の子から連絡きた?」
「それは……」
確かに一度も連絡が来ていない。何度かメッセージを入れてみたものの誰一人として既読が付かなかった。
「それが答え。咲綾以外の子たちとは今も仲良くしてるしさ。……ていうか、他の部員は?」
あたしの周りを見回して砂羽は首を傾げた。そして、すべてを悟ったように苦笑いを浮かべた。
「今度は誰もアンタについてきてくれなかったんだね。ご愁傷様」
砂羽は「いこっ」と友達に声をかけ歩き出す。
どんどん小さくなっていく背中に「待って!!言い逃げなんてズルい!!」と叫ぶ。
でも、砂羽は振り返ることなくどんどん遠くへ行ってしまう。