イジメ返し―連鎖する復讐―
「あのぉ」
そのとき、体育館から出てきたバレー部の生徒が声をかけてきた。
「バスケ部の方ですか??」
「あっ、はい。あの今日練習試合を桜南高校の体育館でするはずだったんですけど……」
「なんか場所が変更になったってバスケ部の友達が昨日言ってました。この近くにある市民体育館にみんないますよ」
「そうなんですね。ありがとうございます!!」
「いえいえ」
親切なバレー部の子のおかげで助かった。
でも、ここから市民体育館までそれなりに距離がある。
自転車でも15分。遅刻は確定だろう。
それでもいかないわけにはいかない。
あたしは太ももに力を入れ、猛スピードで自転車を漕ぎだした。
そのとき、体育館から出てきたバレー部の生徒が声をかけてきた。
「バスケ部の方ですか??」
「あっ、はい。あの今日練習試合を桜南高校の体育館でするはずだったんですけど……」
「なんか場所が変更になったってバスケ部の友達が昨日言ってました。この近くにある市民体育館にみんないますよ」
「そうなんですね。ありがとうございます!!」
「いえいえ」
親切なバレー部の子のおかげで助かった。
でも、ここから市民体育館までそれなりに距離がある。
自転車でも15分。遅刻は確定だろう。
それでもいかないわけにはいかない。
あたしは太ももに力を入れ、猛スピードで自転車を漕ぎだした。