🩸狂い切ったヴァンパイア🩸
❤︎No.3❤︎ 監禁と、疑い
監禁からの逃げ
「……ん?ど、どゆこと……?」
意味がわからなくて、首をかしげる。
「だーから、ここが僕とひゆのおうちなの」
「え、ええっ!?ま、まさかっ……」
私、誘拐されたっ……!?
思わず走って部屋を出て、色々な部屋を見回るけれど、玄関らしい場所が全くない。
そして、広すぎる部屋。
玲くんが追いかけてきている気配もなくて、まだ回ってない部屋も回る。
でも、玄関は見当たらない。
そんなことがあるのかと思いながらも、見てない最後のドアに希望を胸に手をかける。
「ふぅっ……お願いします、神様っ……」
ここを開けたら、玄関で、廊下に出れますようにっ……。
ガチャン!
「……えっ……?」
ドアを開けて見えたのは、黒と白でシンプルに統一された部屋。
でも、可愛いクマのぬいぐるみなどが並べられている。
そして、壁と天井に……。
——幼い頃から、いままでの私の写真が貼ってある。
それを見た瞬間、震えが止まらなくなって、思わずポスッと地面に尻餅をつく。
口もポカンと開いてしまって。
「……あーあ」
後ろから歩いてきたのは玲くんで。
意味がわからなくて、首をかしげる。
「だーから、ここが僕とひゆのおうちなの」
「え、ええっ!?ま、まさかっ……」
私、誘拐されたっ……!?
思わず走って部屋を出て、色々な部屋を見回るけれど、玄関らしい場所が全くない。
そして、広すぎる部屋。
玲くんが追いかけてきている気配もなくて、まだ回ってない部屋も回る。
でも、玄関は見当たらない。
そんなことがあるのかと思いながらも、見てない最後のドアに希望を胸に手をかける。
「ふぅっ……お願いします、神様っ……」
ここを開けたら、玄関で、廊下に出れますようにっ……。
ガチャン!
「……えっ……?」
ドアを開けて見えたのは、黒と白でシンプルに統一された部屋。
でも、可愛いクマのぬいぐるみなどが並べられている。
そして、壁と天井に……。
——幼い頃から、いままでの私の写真が貼ってある。
それを見た瞬間、震えが止まらなくなって、思わずポスッと地面に尻餅をつく。
口もポカンと開いてしまって。
「……あーあ」
後ろから歩いてきたのは玲くんで。