美しい夢を君と
「ちょっと離してよ!あんたに話すことなんかない!」
腕の中で暴れる美夢をさらに抱きしめる
「分かった。話したくなければ話さなくていい。ただ抱きしめててやるから思いっきり泣け。」
「なんであんたに抱きしめられなきゃいけないのよ!離して!」
さらに暴れる美夢
だけど次第に暴れなくなり泣き始めた
「なんでよ、、、」なんて言いながら俺の肩に顔をうずめている
数分経つと静かになり美夢の顔を見ると目をつぶっていた
どうやら寝てしまったらしい
何があったかは分からないが美夢もいろいろなことを抱えているんだ
俺たちが支えないと
そう心に決めて、美夢を横抱きにし、たまり場へと向かう
教室の中に入り、昨日届いたばかりのソファに寝かせタオルケットをかけた
今はゆっくり寝てくれ
そう彼女の顔を見ながら願った
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