美しい夢を君と
結華side
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教室から飛び出していった美夢を追いかけたはずの玲夜



その玲夜が一人で戻ってきた



「ちょっと美夢はどうしたのよ」


「大城と二人でいた。抱きしめられてた。だから大丈夫だろ」



大丈夫って何が大丈夫なのよ



なんで玲夜はそんなに落ち込んでいるのよ



「玲夜っちもしかして嫉妬?」



陸がそう言うと玲夜が静かに笑った




「嫉妬か、そうかもな。」





え?認めた?あの玲夜が?




「え、え、え?!玲夜って美夢のこと好きなの?!」


「そうだろ、前から見てて分かっただろ」



香純の言葉に稜がそう返す



「玲夜っちついに自分が美夢のこと好きって気づいたんだね~」


「恋だね~」なんて陸が言っている




玲夜、やっと自分の気持ちに気づけたのね、よかったじゃない



なんて思っていたら

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