美しい夢を君と


「やっと自分の気持ちに気づけたのにもう遅いんだよ」



小さい声だったけどたしかにいまそう言った



「玲夜、何でそう思うの?そんなの分からないじゃない」


「分かるよ。だって美夢が大城に抱き着いてたんだぞ、腕を回してた。そういうことだろ」



たしかに美夢が私たち以外に抱きしめられて腕を回すなんてことはない



だけど、なにか理由があったはず



「玲夜、諦めてどうする。まだ二人が付き合ってるわけじゃないんだ」



稜に言われて「じゃあどうすればいいんだよ」という玲夜



「よし!美夢に聞いてみよう!!」



そう張り切って言う香純に



「まずはあなたたち3人は美夢に謝りなさいよ。あなたたちが変なことしたせいでこうなったんだから」



きつめに言うと「はい、、、」と返事をする3人




とにかく今は美夢が戻ってくるのを待つだけね













だけど、昼休みになっても美夢は戻ってこなかった


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