美しい夢を君と
「うそでしょ、だって朝から香純たちおかしかったじゃん」
「あれは違うの!!!美夢が鳳竜の姫になることは大賛成だよ!!けどね、鳳竜の姫になるってことは龍音の倉庫にはあんまりこれなくなるのかな、私たちと遊んでくれなくなっちゃうのかなって思っちゃって、、、」
「だからほんとごめん!」そう言って頭を下げる香純
私の勘違いだったってこと?
「美夢、大丈夫だから。今日の夢が現実になることはないから」
玲夜のほうを向くと優しい笑顔でこっちを見ている
「玲夜も賛成なの?てかなんで夢のこと知ってるの?」
「賛成してなきゃ朝迎えなんて行かないから、夢のことは青空くんたちから聞いた」
そうだったんだ。青空くんと海、ありがとう
それにしても私バカだ
勝手に勘違いして勝手に逃げて。
「みんなごめん。私にとっては龍音が一番だから」
「よかったぁぁぁぁぁ!!!!!」なんて香純が泣きながら抱き着いてくる
思わずもらい泣きする私
結華のほうを見ると結華ももらい泣きしていた
「あらら~、姫たちは泣き虫ですね~!」
そう言ってる陸も泣いてるじゃんか