美しい夢を君と

「昨日龍音の倉庫で幹部たちと会ったんだ。身長や体格を見てそう思った」



うわ、案外見てんな



さすがに身長や体格や声は隠せないからばれてもしょうがないとは思っている


んー、どうするかな



「それを俺たちに言われても知らないものは知らないんだ。そろそろ教室に戻ろう」


玲夜の言葉に「分かった」という優雅


案外あっさり引き下がるんだな













「危なかったわね」


一番後ろを結華と歩いているとそう言われた


「ごめんて」


「そうじゃないわ、優雅って人が思ってたより鋭いってことよ」


正直優雅より律斗のほうが鋭いと思ってたけどさすが総長


周りを見てるわ


「ボロが出ないように気を付けないとだね」














しかしこの後思わぬことが起きる


それは昼休みのこと
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