美しい夢を君と
ピアスを触って形を確認した陸
そして陸を眺めることしかできない私たち
すると陸が起き上がって私の顔を見た
勢いよく起き上がったせいか髪が乱れている
そして何かを言おうとした瞬間
「やー!マイシスターと愉快な仲間たち!!」
と、海と玲夏ちゃんが屋上へ来た
タイミングがいいのか悪いのか
明らかに普通ではない空気を感じとったらしい玲夏ちゃんがこっちを見ている
鳳竜に見えないよう、自分の耳に手を当てながら陸のほうを見ると玲夏ちゃんの視線も陸のほうへ
「!!!!」
どうやら分かってくれたらしい
「あ、海、顔にごみついてるわよ」そう言いながら海の顔に近づき陸のことを伝えてくれている玲夏ちゃん
そして
「あ!陸!そのピアス早く返してやれよー!お前昨日の夜少し借りるとか言ってそのまま帰りやがってー!!!」
そう海が言った