美しい夢を君と


それより気になるのは紙だ



「紙にはなんて書いてあったの?」



「その前に美夢は青龍音-せいりゅうおう‐って知ってるか?」



「え?」



「知らないよな、青龍音っていうのは龍音の7代目総長のことだ」




、、、知ってるよ




え?って言ったのはなんでいまその名前が出てきたのか分からなかったからだよ




「その青龍音がどうかしたの?」




わからない、何で




どうして




落ち着け私





「紙には、鳳竜のみなさん。潰してほしくなければ青龍音を殺せ。もしそれができないのならばお前らの姫を殺す。と書いてあったんだ」



なにそれ、なんで黒鴉がそんなこと言ってくるの?



意味が分からない。



、、、いや、分かりたくない



「それで最後にある男の名前も書いてあったんだ」



「名前なんだっけ」そう優雅が律斗に聞く




嫌な予感がする









「山下 太一 -やました たいち‐だった気がする」







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