美しい夢を君と
ーー
「じゃ、俺は美夢を寝かせてくる。結華すまないが鍵開けてくれ」
結華に鍵を開けてもらってるのは屋上に一番近い空き教室
ここは龍音のたまり場だ
炎舞も入るけどな
屋上とこの空き教室が二つの族のたまり場ってわけだ
「先行ってるわね」
結華たちが屋上へ行ったのを見て空き教室に入る
ソファに美夢を寝かせてタオルケットをかけ、
「大丈夫だ、必ず守る」
そういい美夢の頭を撫でて屋上へ向かう
屋上にはすでにみんな揃っていた
先程まで降っていた雨は上がっている
「いろいろ聞きたいがまずはあの教室は何だ?」
「あそこは炎舞のたまり場。雨降ったら屋上使えないでしょ」
優雅の言葉に玲夏が返す
「そうか、じゃあ美夢のことを教えてくれ。なんであぁなったんだ」
「今から話すことは絶対他に漏らすな」そう言って話始める