美しい夢を君と


一度なんでこの座り方なのか聞いたら



「落ち着くから」と言っていた



それをきいた結華が嬉しく泣いてたのをきっと美夢は知らない



「美夢、もう大丈夫なのか」



優雅がそう聞いてくる



「うん、みんな心配かけてごめんね。
咲、手払ってごめん。愛那、物投げてごめん」



美夢の言葉に「大丈夫!」と返す二人



「美夢どこから聞いてた?」



「伝説の青龍音ってとこから」



「あーそこか」なんて海くんが言っている



「ねぇねぇ美夢、青空さんってどんな人なの?」



咲がなぜか遠慮しながら聞いている




「青空くん?青空くんはね、世界一かっこいい人」



美夢がそう笑顔で言うと優雅の顔が赤くなった



こいつやっぱり美夢のこと好きなのか、そうだよな、さっき抱きしめてたもんな



まぁ俺も諦めないけど



なんて思ってみる



「よし!この話は終わり!みんな1限目さぼっちゃったな!!!2限目からはちゃんと出るぞ~!」



なんて言いながら寝っ転がる海くんと



「お~!」と言いながら横に並ぶ陸



なにしてんだか




ーーーーーーーーー
< 202 / 394 >

この作品をシェア

pagetop