美しい夢を君と


「美夢」



名前を呼ばれて「ん?」と返事をする



「美夢が鳳竜の姫になる時に言った条件覚えてるか?」


「覚えてるに決まってるでしょ」



なにいってんだか。



「最後の条件さ、俺ら全然守れてないよな」




最後の条件?




あぁ


「必要以上に関わらないこと。まぁこれに関してはもう気にしないで。私鳳竜のことちゃんと仲間だと思ってるから」



そう言うと頭を撫でられた



その瞬間思い出した



私優雅のこと好きなんだった



やばい、なんかドキドキしてきた



「美夢?突然固まってどうした?」



そう言って顔を近づけてくる優雅



近い近い!!!!



「な、何でもない」



そう言って距離を取る



「そうか」



なぜか不満げな表情を浮かべている




「そういえば優雅たちは何で転校してきたの?」




ずっと気になってたことを聞いてみた
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