美しい夢を君と
「さっきのやつの言葉だか不自然に思わなかったか」
海の言葉に玲夜が、
「鳳竜の皆さんと炎舞の方の後、明らかにおかしかった」と言った
そう、あいつはあの時私たちのほうを向いて何かを言おうとした
「私たちの正体がばれてるってこと?」
「その可能性がある」
結華と稜の言う通りだ
ばれているかもしれない
黒鴉が知っている=山下が知っているということ
「俺たちのことがばらされるのは別にいいが、お前らのことをばらされたりでもしたら厄介だな」
海の言葉に何も言うことが出来ない
私たちの正体がばれたくない理由は狙われるのがめんどいってこととなるべく平和な学校生活を送りたいからだ。
だから鳳竜にもいまだに言っていない
「とりあえずばれないことを祈るだけね」
そう言うとみんなが頷いた
「よし、教室もどろっか」