美しい夢を君と

ーー


放課後になり鳳竜の倉庫へ



「それで話って?」


「あぁ、実は俺たちを鍛えるために翠苑が来てくれることになったんだ」



なんだそれか



「そうなんだ、すごいじゃん。優雅なんか嬉しそうだね」


「翠苑の人に昔助けられたんだ。顔とか隠してなかったから幹部以上ではないとおもうんだがな。」



そんなことあったんだ



「助けてくれた人は分からないけど翠苑に会えるってことが嬉しいんだね」



そう言うと「あぁ」と言った優雅



「ちなみにその助けてくれた人はどんな人だったの?」


「暗くてあんまり見えなかったんだが、右耳に2つピアスがついてたんだ。青いピアスと赤のピアス。それしか覚えてない。もう4年も前のことだからな」



4年前ってことは中2の時か



「優雅っていつ鳳竜に入ったの?」

< 285 / 394 >

この作品をシェア

pagetop