美しい夢を君と

「もー!マイシスター起きて!って起きてるじゃん!!!」



階段上がる音聞こえるなーなんて思っていたら部屋の扉が開き海がそう言った



「うん、起きてる」


「早く下おいで!早く来ないとデザートマイシスターの分も俺が食べちゃうから!!」



そう言って部屋を出て行った



デザート食べちゃうから?



ヨーグルトを?



毎朝のデザートと言えばヨーグルトだ



んんん?




わかんね



そう思いながらリビングへ



「美夢、おはよ」


「青空くんおはよう」



うん、今日もかっこいい



ってあれ?スーツ着てる。それに手には鞄



「青空くんもう仕事行くの?」


「うん、今日はちょっと早めに帰ってこなきゃだからね」


「そうなんだ、気をつけてね」


「美夢たちもね、じゃ、行ってくる」



青空くんがこの時間に行くなんてほんと珍しい



いつもは私たちより遅いのに



今日なんかあるのかな
< 297 / 394 >

この作品をシェア

pagetop