美しい夢を君と

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「美夢って優雅に告白しないの?」



愛那にそう聞かれて思わず固まる



「なんで私が優雅好きだって知ってるの?」



「えっ、みんな知ってるよ」



えー、まじかよ



「そうなんだ、、、」




「うん。で、告白しないの?」




なぜかいつもと雰囲気の違う愛那



あれ?愛那ってこんな怖かったっけ?



そういえば愛那と二人っきりになるの初めてかもしれない



「はやく答えてくんない?」



「え、あ、ごめん。告白はしないかな」



「なにそれ、待つってこと?」



「そうじゃないよ、って待つって何を?」




「とぼけないでくんない?優雅が美夢を好きなこと知ってるんでしょ?だから待とうとしてるんでしょ」



なにそれ



優雅が私を好き?



そんなの知らない




「なんか言ったらどうなの?」



「え、あ、いや、、、」



「なんでさ、なんで優雅はあんたなんかを好きになったんだろうね。私のほうがずっと昔から一緒にいるのに、私のほうが優雅のこと知ってるのに。」




あぁそうか




愛那は優雅が好きなんだ



「優雅に告白しないんだったら消えてくんない?」



その言葉とともに愛那が近づいてくる



そしてお腹に何かが刺さった



温かいものがどんどん出てくる



「さよーなら」




その声とともに目を閉じた


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