美しい夢を君と
ーー


鳳竜の倉庫に龍音としてくるのは初めてだ



緊張する



もし気づかれたらどうしよう



マスクしてくればよかった



いや、暑いか



まぁばれた時はばれた時だ



うん。そうだ




「和樹、よろしく」



「はい!!!」




和樹が鳳竜の倉庫に入っていく




私たちが龍音とばれないように鳳竜とはなるべく接近しない



そして伝言は和樹に頼む



そう決めた







「うわぁ!龍音だぁ!!やっぱり同じ格好なんだ!!」


咲の声が聞こえる



今はみんなヘルメットをかぶっているため顔は見えない



「龍音のみなさん今日はお願いします」



優雅の言葉に玲夜が返事をする代わり手を挙げた




「鳳竜のみなさん行きましょう。龍音が先頭を行きます。皆さんはついてきてください。」



そう言って鳳竜を誘導する和樹



さすが次期総長
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