美しい夢を君と

ーー


いくつのも倉庫が並んでいる工業地帯



沢山の倉庫を横目にたどり着いた場所



大きい倉庫が4つあるが中は全部繋がっていると蓮が言っていた



バイクを降りヘルメットを取る



ついに始まるんだ



「姫、大丈夫か」



隣には玲夜



「大丈夫だよ」



うん。大丈夫



思ったより落ち着いている自分がいる



夢が現実になることはない



それにあの夢は黒鴉たちが私たちの倉庫に攻めてきたんだ



その時点でもう違う



「姫、鳳竜たちが俺たちも前に行っていいかと言ってます」



一台のバイクが来たと思ったら和樹



なんでバイク?って思ったけど龍音は100人、その一番後ろを和樹に任せていたことを思い出した



100人の間を走ってくるのは時間かかるよね、バイクの方が早いよね



「あー、うん、いいよ。あ、バイクは置いてくるように言っといてね」



「分かりました!」



バイクに乗って後ろに行く和樹



「いいの?」



「まぁばれないようにがんばろ」



そう言うと結華に「はぁ」と言われてしまった
< 336 / 394 >

この作品をシェア

pagetop