美しい夢を君と
ーー
いくつのも倉庫が並んでいる工業地帯
沢山の倉庫を横目にたどり着いた場所
大きい倉庫が4つあるが中は全部繋がっていると蓮が言っていた
バイクを降りヘルメットを取る
ついに始まるんだ
「姫、大丈夫か」
隣には玲夜
「大丈夫だよ」
うん。大丈夫
思ったより落ち着いている自分がいる
夢が現実になることはない
それにあの夢は黒鴉たちが私たちの倉庫に攻めてきたんだ
その時点でもう違う
「姫、鳳竜たちが俺たちも前に行っていいかと言ってます」
一台のバイクが来たと思ったら和樹
なんでバイク?って思ったけど龍音は100人、その一番後ろを和樹に任せていたことを思い出した
100人の間を走ってくるのは時間かかるよね、バイクの方が早いよね
「あー、うん、いいよ。あ、バイクは置いてくるように言っといてね」
「分かりました!」
バイクに乗って後ろに行く和樹
「いいの?」
「まぁばれないようにがんばろ」
そう言うと結華に「はぁ」と言われてしまった