美しい夢を君と
ーー


18時59分



「よし、行くぞ」



玲夜のいつもとは違う声



龍音の時の声



その声に4つある倉庫のうち1つに近づく



一番左の倉庫には鳳竜の幹部たち



次の倉庫には龍音の下っ端と鳳竜の下っ端



右から2つ目に私たち龍音幹部



そして一番右は龍音の下っ端、和樹たちだ




19時00分




「行け」




玲夜の低い声とともに扉を開ける私たち



中には沢山の人







あれ?







なにかおかしい



「ねぇ玲夜、黒鴉ってこんなに人数いたっけ?」



「いや、俺たちと同じはずだ」



そう、蓮たちの情報によれば黒鴉は300人



だけど今ここにいるのは明らかにそれを上回る人数



何で?



まさか増員した?




ブーッブーッ



こんな時に電話なんて誰だよ



今は無理



そう思って放置するが鳴りやまない



電話してきたやつあとで殴る



「はい、誰、今忙しいんだけど」



画面を見ずに出た
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