美しい夢を君と
ーー
あれからどのぐらい時間が経っただろうか
相手の数はもう100人もいないと思う
こっちはさすがといった感じだ
みんな無事だ、立っている
怪我はすごいしてるけど
パチパチパチッ
そんな音が聞こえてみんなの動きが止まる
上から聞こえた音。
いた。倉庫内の端っこ
その部分だけ2階がある
そして階段のところにいる男
「山下」
そうつぶやく
「いやーさっすが龍音だわ、青龍音がいなくても強いね。あ、炎舞と翠苑と鳳竜もすごいよ」
「お前の狙いは何だ」
海がそう聞くと
「んー、いいよ、特別に教えてあげる。
おれね、昔から青龍音が大っ嫌いなんだよね。せっかく世界ランク下がってたのにNo,1になるし。あとみんなから信用されちゃってさ、しかも強いし無駄に顔整ってるし。」
それってただの嫉妬じゃん