美しい夢を君と
ーーーーーーー


「玲夜、そろそろ起きてよ。大きな手でまた頭撫でてよ。バイク後ろ乗せてよ。私の大好きな匂いつけてよ」



そんな声が聞こえてくる



目を開けたいのに開けれない




「玲夜はやく帰ってきて、、、」




そう言って握られた手




この手は美夢か?




力が入らない




何でだ




頼む俺の身体




動いてくれ







そう願っていると瞼が軽くなった気がした



ゆっくりと目を開ける



眩しい、、、






「、、、え?玲夜、、、?」






「美夢、、、ただいま、、、」






「玲夜!!!!!!」



泣き出してしまった美夢



涙を拭ってやりたいのに手が動かない



「今先生呼ぶからね!」




ーーーーーーーーーーー
< 362 / 394 >

この作品をシェア

pagetop