【短】懺悔、焦燥、相対、嫉妬、後悔 それはまるで世界の終わり
嫉妬…剥き出しの、本性。
それでも、暴かれることのない感情。


上っ面だけ、偽善を取り繕っても…揺るがないこの想いは…唯一の真実。


彼を想えば想うほど、彼女の存在を痛いくらいに感じれば感じるほど、私の中でメラメラと焔が渦を巻く。

誰かに救いを求めたくても、彼以外に縋る相手はいなくて、だからといって彼女を傷付ける勇気もない。


こんな感情は捨ててしまいたい。
そう想いつつも……、今目の前にある嫉妬心に身が灼けていきそうだった。

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